乗らなくなった船の、3つの出口 ── 売る・譲る・処分する

「もう何年も乗っていない」

船の相談で、いちばん多いのがこの一言です。
乗らないまま置いておくと、保管料だけが毎年出ていきます。
かといって、どうすればいいのか分からない。

出口は大きく3つです。売る・譲る・処分する。
どれを選ぶかは、好みではなく、船の状態と、かけられる時間で決まります。
順に見ていきます。


【出口1】売る

いちばん手取りが多い出口です。ただし、時間がかかります。

売れるまでの期間は、艇の種類と価格で大きく変わります。
その間も保管料はかかり続けますので、
「いくらで売れるか」だけでなく「いつまで待てるか」を先に決めておくと、
判断がぶれません。

売るときに効くもの
・船舶検査が生きているか(切れていると、買う側に受検の手間と費用が乗ります)
・エンジンがかかるか(動く船と動かない船では、見てもらえる数が違います)
・書類がそろっているか(船舶検査証書、船舶検査手帳)
・写真が正直かどうか(傷を隠した写真は、結局は見学で分かります)

当社は中古艇ドットコムの北海道エリア担当として、委託販売を承っております。

  • 専任でお預かりする形です(お申し込みの日から3か月。お申し出がなければ自動で延長されます)
  • その間は、他のインターネット媒体・雑誌・オークションへの掲載や、買取店への売却はできません(ご友人との売買を除きます)。他の売り先が決まりそうなときは、先にご連絡ください
  • 費用は、売買のお取引が完了したあとにお支払いいただく広告制作費です(お預かりしている間の費用はいただきません)。このほか、振込手数料など専任販売依頼書に定めるご負担がございます

条件は先にお伝えします。あとから知って困る形にはしません。


【出口2】譲る

お知り合いに引き取っていただく形です。
売買代金のやり取りは生じませんが、名義変更の実費はかかります。後から揉めやすい出口でもあります。

必ずやっておくこと
・名義変更を必ず行う(これをしないと、事故や放置の責任が元の名義人に残ります)
・現状渡しであることを、書面に残す
・引き渡し日を決めて、それ以降の保管料の負担者をはっきりさせる

「知り合いだから」で口約束にすると、数年後に「まだあなたの名義になっている」という連絡が来ることがあります。
名義変更のお手続きは当社でも承っております。


【出口3】処分する

売れない、譲る相手もいない。そのときの最後の出口です。

はじめに、当社の役割をはっきりさせておきます。

当社がお引き受けするのは、引取と手配の窓口です。
現地を見て、運搬・クレーン・重機・処分先の手配をまとめ、一本の窓口でお引き受けします。
解体の作業と最終的な処分そのものは、それぞれの事業者が行います。

「どこに何を頼めばいいのか分からない」という状態を、当社が引き受ける、とお考えいただくのが近いです。

費用は、艇の大きさだけでは決まりません。
ここは正直にお伝えしたいところで、インターネットで「相場」を調べても、あまり当てになりません。

理由は、費用の中身にあります。

  • 置いてある場所まで、運ぶトラックが要る
  • 海に浮かんでいれば、上げるためのクレーンが要る
  • 解体する場所で、重機が要る
  • 出た材を、処分できるところまで運ぶ

このどれもが、船の大きさよりも「どこに、どういう状態で置いてあるか」で大きく変わります。
だから当社では、現地を見てからでないと金額をお出ししておりません。

【小さい船でも、比例して安くはなりません】

16フィートの船が、40フィートの船の半分以下になるかというと、なりません。

運ぶトラックは1台必要です。重機も1台必要です。処分場までの距離も同じです。
つまり、船の大きさに関係なくかかる分が、けっこうな割合を占めています。

小さい船ほど「思ったより高い」と感じられるのは、このためです。
条件によっては、小型のほうが割高になることもあります。

【逆に、抑えられる場合もあります】

  • すでに上架(陸に上げてある)されている場合 → クレーンが要らないぶん、費用を抑えられる要素になります
  • 同じ場所で複数隻をまとめて頼まれる場合 → 運搬とクレーンを分け合えるので、1隻あたりを抑えられます
  • エンジンや航海計器が生きている場合 → 当社で買い取れることがあり、そのぶんを差し引けます

エンジンが動く船、GPSや魚探が付いている船は、費用が実質的に下がることがあります。
「もう動かないから」と外してしまう前に、一度ご相談ください。


【お問い合わせのときに、教えていただきたい6つ】

見積もりを早くお出しするために、この6つが分かると助かります。分からないものは「不明」で構いません。

  1. 船の長さ(ft)と船種
  2. 船質(FRP・木・鉄)
  3. エンジンの有無と、かかるかどうか
  4. GPS・魚探などの装備
  5. いま置いてある場所(海上か、陸上か。クレーンが使えるか)
  6. 何隻あるか

この6つが分かると、現地確認の段取りが早くなります。そのうえで現地を見て、正式な金額をお出しします。


【3つの出口の比べ方】

手取り手間
売るいちばん多い写真・見学の対応。売れるまで待つ
譲るゼロ名義変更と書面。相手次第
処分マイナス現地確認と日程の調整。窓口は当社で一本化しております

迷われたら、まず「売れる船かどうか」から見るのが早道です。
船舶検査が生きていて、エンジンがかかるなら、売る側から考える価値があります。
どちらとも言えない状態なら、両方の見通しを並べてお出しできます。


【当社が委託販売でお預かりしている艇】

中古艇ドットコム/株式会社たけこし企画 海事部の掲載艇一覧
https://www.chukotei.com/member/detail/125.php

「自分の船は、こういう形で載るのか」を先にご覧いただけます。
掲載も、お問い合わせの受付も、すべて中古艇ドットコムのページで行っております。

【動画でもご覧いただけます】

釣りタケちゃんねる(中古艇ドットコム 北海道エリアチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCj7H_cRY_Z2vtGIi9rzITsQ

現地での取材、実際の作業、艇のご紹介を動画にしております。


北海道で船の出口にお困りでしたら、ご相談ください。現地を見て、正直なところをお伝えします。

株式会社たけこし企画(北海道苫小牧市勇払157-14)

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